<旅の始発駅駅長のひとりごと> 「やっぱり欧州の旅のベストルートですね! 〜ロマンチック街道・スイスアルプス・パリ♪懐かしの欧州旅日記@〜」 ある夏の日、私たちは 約12時間の長旅を終え、フランクフルトの空港に降り立ちました。 その年の夏は、欧州でも異常気象が続き、 一般に冷房設備が普及していない北ヨーロッパでは、犠牲者が出るほど・・・ そんな情報を聞いて出発した私たちは、 到着した街の涼しい空気にホットするどころか、寒さを感じておりました。 それもそのはず、暑さを覚悟してTシャツ1枚! でも、初めて降り立った欧州の街♪目に飛び込むものすべてが新鮮そのもの♪ まず驚いたのが、市内ホテルに到着した午後10時過ぎ!まだまだ、辺りが明るいのです♪ 今、考えると当たり前のこと!日本よりかなり緯度の高いドイツ♪ 午後11時近くなって、やっと宵闇の世界のカーテンが天から舞い降りて来ました。 ここフランクフルトと言えば、ドイツの経済の中心! 辺りに建ち並ぶ高層ビル群!それも日本にはない、変った形♪ 「フランクフルトの高層ビル群」 それは、何だか、未来都市に迷い混んでしまったような錯覚さえ覚えるくらい! どこの風景を切り取ってみても、絵はがきが作れそう♪ 12時間もの長旅の疲れも忘れて撮影時間に明け暮れました。 そしてホテルへ!ここでまた、驚いたことが・・・ なんと、ロビーのある地上階が「0階」なのです! 日本とは、数え方が違うんですね♪ 欧州では、地上階を「0階」もしくは「G階」(ground floorr)と呼んでいるのです。 そして翌日、いよいよ、ロマンチック街道へむけて出発です。 まず、私たちを載せたツアーバスは、古都ハイデルベルグへ向かいました。 途中、走行した高速道路!かの有名な「アウトバーン」です。 流れ去る風景を眺めながら・・・ ここが速度無制限の道路かぁ?なんて、日本の高速道路を思いだし、 「確かにカーブもゆるやかだし!」なんて思ったものでした。 そして、快適なドライブの後、約1時間でハイデルベルグへ到着! 街の中心にたたずむ「ハイデルベルグ城」へ。 そこでは、現地のガイドさんに説明を聞きながら大きな古城を散策。 もちろん、分かってはいたものの日本のそれとは、全く異なる城の形状に その国や地域が刻んできた長い歴史や文化の違いに おのずから思いを馳せておりました。 「百聞は一見にしかず!」とは、よく言ったもので このように観光で訪れただけでも、そんな歴史的背景に興味が湧いてしまいますよね♪ それにしても日本の戦国の武将たちは・・・ その時代に存在した城が、現在に残存していたら!どんなに価値があっただろう? 建築資材の違い、武将の城に対する考え方が異なるとはいえ・・・ そんなことを考えながら、次の目的地「ライン河クルーズ」へ。 そして、乗船した遊覧船はゆっくりとローレライを目指します! 私たちは、もちろん、オープンデッキの眺めのよい席へ・・・ そんな特等席からラインの流れと、緑に覆われた両岸の山並みを眺めていると・・・ そこは、何だか、日本の田舎の風景にもありそうな・・・ でも、ふとドイツであることに気が付くのが そこには、水を満々とたたえたラインの緩やかで優しい流れ♪ そして、その左右の山腹には、いくつもの古城が静かにたたずみます♪ そんな、日本にもありそうでない風景に瞳を奪われていると・・・ オープンデッキのテーブルを囲んだ現地の老夫婦!何か話しかけてくれている! でも、私たちは、さすがにドイツ語の心得はとぼしく・・・ 「日本人です!」と答えるのが精一杯な旅の始まりとなりました♪ 「ライン川の眺め」 ●次回は、「中世の宝石・ローテンブルグ」をご案内いたします♪ (2023年1月9日FB投稿) <旅の始発駅駅長のひとりごと> 「やっぱり、ヨーロッパの旅のベストルートですね! 〜ロマンチック街道・スイスアルプス・パリ〜」 (懐かしの欧州旅日記A) 私たちは、ライン川クルーズを終え、ツアーバスの車内から 流れゆくのどかな景色のスクリーンに、視線を送っておりました。 こののどかないなか道♪「ロマンチック街道」と呼ばれておりますが・・・ 何が「ロマンチック」なのだろうか? バスが走行するのは、山間の2車線道路! 何気なく車窓の景色に見入っていると、 瞳に映るのは 両サイドに迫る青々とした緑の山並み、 それは、日本にもありそうな田舎の風景♪ そのような中、山腹にふと現れる古城の数々! うーん、こんな「古城」は、日本にはない! いや、山城は日本にもあった・・・でも、落城で、にな焼かれてしまっている! なるほど、これが「ロマンチック街道」の由来なのか? それは、どこかで見た風景のようでもあり、全く異なる異国の風景でもありました。 そんな快適なドライブののち、本日の目的地「ローテンブルグ」の街に到着! ここ「ローテンブルグ」は、中世の宝石と呼ばれ 旧市街地が城壁に囲まれた美しい街なのです♪ そこは、まさに中世の「まちのおもちゃ箱」ですね♪ もちろん、大型バスは旧市街地には入れず、徒歩での城壁内入場となりました。 このような「城壁」に囲まれた街! 欧州における都市国家の成り立ちの経緯・・・ こんな中世のまち空間に興味を抱き この旅以来、いくつも訪れることになるのですが・・・ そして、ガイドさんとともに歩くこと約15分。 「市庁舎の建物」 城壁内にあるマルクト広場に到着。ここで有名な仕掛け時計の見学となりました。 この仕掛け時計、 1600年代にあった30年戦争での出来事がモチーフになっているようですが・・・ このときの私には、あまり興味を引かず、 早く城壁内の散策に出かけたくてそわそわしておりました! 何と言っても初めてのヨーロッパ♪ 城壁なんていうのも、もちろん初めて♪ その後、ツアーは自由散策となり まずは、城壁の端っこ」へ・・・ その壁に沿って歩いて行くと、本当に街が囲まれているんです♪ 「ローテンブルグのまちを囲む城壁」 ふと、城壁への登り口を発見!これは、登らない訳にはいきません! そして、その登り口を登ってビックリ♪ 城壁の上には通路があり、その上を歩いて行けるじゃないですか! いざ、城壁散策の開始です。 その城壁の通路。城壁内は常に見渡せるようになっていて、 そこからの景色、統一された屋根の色!そして建物の壁! どこを切り取っても中世にタイムスリップ♪美しい街並みが広がります! 「城壁からの眺め」 そして、ところどころには、少し広い空間が!そこからは城壁外も眺められる? いや、これは監視用?なのだろうか・・・ そして、数か所の城門!もちろん、その通路はその上を通行できるのです! どのくらいの時間、この城壁を歩いただろう♪ そんな城壁探検隊を終えた私たちは、今度は城壁内散策へ! そのひとつひとつの道!一本一本が迷路のように入り組み 石畳の路盤を進むたびに中世への時間旅行へといざなわれて行きました! 「市庁舎の建物」 そんな街も夕暮れを迎え、薄暗い中に浮かび上がるガス燈の優しいあかり♪ そして、ブティックからこぼれ出す暖かな照明! そこには、まさに中世の街並みの一コマ一コマが・・・ こちらもまた、どの風景を切り取っても、まさに「絵はがき」の世界ですね♪ もちろん、今宵の宿泊先は、そんな城壁内のホテル! 施設内に入ると、そこには、歴史を感じさせる壁や扉! そして、複雑な通路、中には屋根裏部屋の空間も。。。 各部屋ごとに部屋の形が異なるのも 中世からの建物を利用した宿泊施設の魅力のひとつですね♪ そして、そんな時間旅行を体験できる「ローテンブルグ」の夜は更けていきました♪ みなさまも、こんな中世の街に宿泊して 日本の歴史とは全く異なる 欧州のモノクロフィルムの主人公になってみてはいかがでしょうか? ●次回は、バイエルン地方の州都「ミュンヘン」へ向かいます♪ (2023年1月28日FB投稿) |