<旅の始発駅駅長からのプチたびガイド>〜武蔵村山を歩こう〜 「とっておき散歩みち♪〜羽村・山口軽便鉄道跡(桜回廊編)〜」 みなさま、「横田トンネル」入口付近には、お集りいただけましたでしょうか? ここからが、「桜回廊散策」の始まりとなります! さぁ、ゆったりとした気分で歩みを進めて参りましょう♪ 「春告げ鳥」だって、彩の季節を歓迎しているかのような透き通ったさえずり♪ まず、みなさまは、小さな小川を渡ります・・・ この川は、「源流散策」でご案内させていただいた荒川水系の空堀川! この地点から数百メートル上流に源を発し、なんと、 約十数km下流でいったん埼玉県に入り、最終的には隅田川となって東京湾に注ぐ河川で このあたりには、今では貴重な小川風景が残されています。 ここから、南西方向へ「羽村・山口軽便鉄道跡」(野山北公園自転車道」)の空間が、 ほぼ直線に伸びているのです! そして、この直下には「送水管」が埋設されていて、 多摩川の水を多摩湖へと運びます! 「桜回廊〜自転車道の下には送水管が・・・〜」 この軽便鉄道跡の「水道道路」! 私たち、地元で育った者としては、幼少期から当たり前に存在する空間なのですが ここ武蔵村山でも、少しずつ市街化が進み 今となっては、とても貴重なパブリック空間を形成しているのです♪ そして、この彩に満ち溢れた刹那な時を迎えることとなります♪ そこには、数十メートルおきに植樹された「桜並木」が・・・ そんな「桜回廊」にゆっくりと歩みを進めると・・・ 桜たちは、一年で、最も、それでいて静かに、彩の季節の訪れを喜びます! その沿道には、昔から変らない素朴な集落が・・・ はたまた、最近建てられた真新しい住宅が・・・ そんな、常に新陳代謝を繰り返す「まち」が広がります! そこには、おばあちゃんたちが日向ぼっこしていたり・・・ 農家さんが取れたて野菜を販売していたり・・・ もちろん、ゆったりとお散歩する人々も・・・ そんな風景も武蔵村山の春の日常かも知れません♪ そして、旧青梅街道を渡る頃。。。 その「桜回廊」の空間が、さらに西南西へ・・・緩やかな曲線を描きます! 「桜回廊〜かつての鉄路の存在が浮かび上がるような空間が・・・〜」 そんな空間を眺めながら進むと・・・ なるほど!できる限り効率よく「羽村」と「多摩湖」を鉄道で結んだルートであることが手に取るように浮かび上がるのです! みなさま、ここでちょっとしゃがんで見てくださいませ♪ そこには、かつて物資を運んだ鉄路が描き出されますから・・・ こんな、春の小さな贈り物空間」を歩いていると・・・ なぜか行き交う人々が、みんな笑顔で挨拶を交わしたりして・・・ 「桜回廊」脇に住む小さなお子様だって・・・ 覚えたての言葉で「こんにちは♪」。。。。 こんな光景に、ふと出会うと・・・ 思わず、小さくしゃがみこんで「こんにちは!」って言ってしまいますよね♪ そんな小さなお子様も、桜色の季節を全身で楽しんでいるよう♪ さらに、私たちは歩みを進め・・・ 新青梅街道手前で一休み! ここにモノレールが走る頃・・・ 今と変らない「桜回廊」は、存在している♪ そんな休憩中に、話しかけてくれるおばちゃんが・・・ 「ここを毎日歩いて、足腰を鍛えている!」とのこと。。。 「桜回廊」 この「桜回廊」の空間! きっと、周りがどんなに市街化されても、そのまま残っていく♪ このような武蔵村山の日常風景! そんなおばちゃんのお話を聴いていると・・・ この地域の方々は、健康寿命がどんどん伸びていきそうな・・・ そんな空間が、住まいの、すぐ近くにあるんです♪ みなさまも、ぜひ、体験してみてくださいませ♪ 今回の「とっておき散歩みち」のツアーは、ここで解散となりますが・・・ まだまだ余力のあるみなさまは・・・ 新青梅街道を超えて、横田基地のフェンスを確かめるのも良し、 はたまた、その手前にある「山王森公園」で、もうひとつのお花見をするのも良し・・・ また、次回の「とっておき散歩みち」のツアー集合時刻に お目にかかれることを楽しみにしております♪ (2021年4月2日FB投稿) |