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☆鉄道03☆

「青春18きっぷde日帰り旅@!

〜一枚のきっぷでどこまで行けるのか?善光寺・安曇野編〜」






「青春18きっぷde日帰り旅@!
〜一枚のきっぷでどこまで行けるのか?善光寺・安曇野編(前編)〜」
その夜、私たちは、立川駅の改札におりました!
そして、いざ、入場♪
0時を少し回って、「青春18きっぷ」に日付の刻印をいただきました!
ここが、この切符の特徴!
(「青春18きっぷ」とは、国鉄の時代から発売されている企画乗車券で
1枚の値段は¥11,850♪
一人で5日間乗車してもよし、あるいは、5人で日帰り旅もよし!
なんと、JR全線不通、快速列車なら1日乗り放題!という人気の切符です)
今回は、その切符の特性を最大限有効活用するため、
0時を過ぎてから改札を通過する訳です!
しばらく待つこと数十分!
初めに乗車する快速「ムーンライト信州」号が6番線に入線です。
その車内に一歩踏み入れたとたん・・・
懐かしさがこみあげてくる、国鉄時代のレトロな雰囲気♪
今回のプライベートスペースは6号車2番C席とD席♪
うーん!ほんとうに確保できて良かった。。。
そんな、中央線とは、全く異なる夜行列車の穏やかな空気の中
久しぶりにお会いした旅のみちづれさん!とは、話がつきません♪
「そして、「ムーンライト」は、ゆっくり、線路と車輪の奏でる
心地の良い旋律を刻みます♪
そんな列車音のBGMを聴きながら目を閉じると・・・
国鉄時代らしい少しだけ不器用なシートの感触も手伝って・・・
「シュプール」号でスキーに行ったなぁ?とか。。。
夏の高原へ、わいわい合宿に行ったなぁ?とか・・・
ずいぶん懐かしい思い出が、
昨日のように思い起こされるのは、私だけでしょうか?
そして、浅い眠りの中たどり着いた松本駅!
なんと早朝4時32分!ホームに降り立つ。
寝不足の私たちを包み込んだ空気は涼しくなんともさわやか♪
「やっぱり、信州は違うなぁ!」なんて・・・
軽い足取りで、小休止の某ファーストフード店へ!
(この時間の松本駅前、このお店しか開いていないんです!)
次に乗ったののは、6時18分初長野行き!
快適な速度の中眠りに誘われます・・・
そして、南信から北信へ!
長野駅に付いた7時28分には
あたりはすっかり明るく、気温も少しだけ上昇!
心地良かったのは、
早朝の松本だけだったことに、うっすらと気づき始めたのでした。
さて、長野駅での滞在時間は・・・約1時間30分!
果たして善光寺参りを無事済ませることができるのか?
これが、第一のミッション♪
(今回の旅は、鉄道マニア的なものではなく、「なるべく観光も」・・・
そして、「なるべく楽しく移動」がポイント♪)
そんな訳で、迷わず路線バスをチョイス!
さっそく、明け方の善光寺参りへ!
バスは約10分で善光寺の門前に到着!本殿を目指します・・・
そこで、さすが旅のみちづれさん♪
思い思いのアングルで歴史的な門前風景を収めて行きます。
石畳の門前を一歩ずつ進むと・・・
まだまだ、開店していないお店たち!
でも、参拝客もまばらで、何とも心地の良い善光寺参りとなりました。
「早朝のお参りもなかなか新鮮!」
バス停に戻り8時40分初に乗車!(余裕だなぁ!と思いつつ。。。)
なんと、数か所のバス停でしばしのトラブル・・・
(大丈夫!と、静かに落ち着くも・・・)
JR長野駅前に、次の列車発車の約8分前に到着♪(ほっと、胸をなでおろす)
そして、
9時04分発「リゾートビューふるさと」号南小谷行きの車内に滑り込みました♪
この列車が、なんとも豪華な観光列車で・・・
(最近、こんな乗りたくなる列車がたくさん走っているんですよね♪)
確保していたのは1号車1番A席とB席!
私たちの目の前には展望スペースと運転席♪
これは、子供連れで乗車したら・・・
じっとは、座っていないだろうなぁ?
そして、列車は、まもなくプラットホームから音もなく滑り出しました。
しばらくして、列車の走行音に変化が・・・
日本一の大河(信濃川、このあたりの呼称は千曲川)の橋梁。。。
こんな地理のフィールドワークができるのも
ゆっくりと走る「観光列車」ならではですよね♪
その後、アテンダントさんが車内販売のメニューと車内のご案内・・・
なんとも、至れり尽くせり!
その頃、列車は、右に分岐器を渡り、ゆっくりと標高を増していきます♪
少しずつ善光寺平の風景が視界のスクリーン全体に広がるころ・・・
スイッチバック構造の「姨捨駅」に到着!
時刻は9時28分!
なんと、ここで17分間の休憩♪
ホームに降りて善光寺平の広大な景色と棚田の風景を眺めます!
かつては勾配を登るために、全国に数多く存在していた「スイッチバックの駅」。
鉄道の高速化や高性能化でその役割を終える駅も多い中
ここ「姨捨駅」では、棚田風景や夜景観賞の観光スポットとして
その存在感を増しているようです。
涼やかなそよ風に身を任せて
そんな、日本の原風景を静かに眺めながら・・・
「リゾートビューふるさと」号の
「観光列車」ならではの時間をゆっくりと楽しみます♪
(2018年7月27日FB投稿)
「青春18きっぷde日帰り旅@
〜一枚のきっぷでどこまで行けるのか?(善光寺・安曇野編後編)〜」
私たちは、しばらく「日本棚田風景」をのんびりと眺め、
もちろん、そこにはサラウンドで流れる夏色のBGM!
あ〜、日本の夏休みだなぁ♪なんて・・・
やっぱり、東日本生まれの私は「ミンミン」ですよね!
そんな時間の締めくくりは・・・
「リゾートビューふるさと」との記念撮影♪
こんな、時間を過ごしていると自分の少年時代にすっかり帰省してしまいます。
そして、出発時間が近付き車内へ!
ゆったりとしたシートに身を任せると・・・
アテンダントの方が、「栂池サイダーでございます!」と・・・
先ほど注文しておいた、車内販売の飲み物が・・・
旅の道連れさんとともに「乾杯!」♪
その旅情を感じさせるビンから注がれる山々からの贈り物の詰まった粟たちが
身体全体にさわやかな幸せを運んでくれました!
そんな「ご当地サイダー」が味わえるのも
観光列車ならではの旅の演出ですよね!
そして、列車は、分水嶺を超え松本盆地へと下ります。
今まで開けていた左側の車窓!
ここからは、その主役を右車窓へと譲ります。
そして、眼下には犀川のゆったりとした流れ!
お日様は高度を増し、その清らかな水面に
光のダンスを映し出します♪
さらに、右前方には北アルプスの雄大な眺め!
手前の山々の奥に、さらにコントラストの異なる稜線のシルエット♪
こんな光景を車窓から独り占めできるのも
ここ篠ノ井線の魅力のひとつですよね!
今度は、ぜひ、
旅のみちづれさんに「山々をテーマ」に風景を切り取ってもらおう♪なんて・・・
その犀川の清流が手に届きそうになってきたら・・・
松本駅はもうすぐです。
ここ松本は、「南信」の中心都市で
新宿と名古屋へ特急列車が発着する交通の要所です!
国宝松本城を徒歩圏内に有し
浅間温泉や美ヶ原温泉も市内に!
さらには、上高地への玄関口になっています。
子供のころから、何度となく利用してきた玄関のまち。
そこは、そんな観光地へのスタートライン!
今回は、
旅の通過地点です!
松本駅を発車した「リゾートビューふるさと」・・・
ここからは、方向を変え大糸線を探検です♪
車内のメンバーもかなり入れ替って・・・
たくさんの新人さんの姿も・・・
そして、始まった語りべさんの朗読!
これがなかなか「日本昔ばなし」のよう!
車内は、一瞬にして移動シアターに衣替えです♪
こんな、地域の物語を交えた「旅の演出」♪
「観光列車」での非日常空間に彩りを添えてくれるんです。
そんな朗読が終わった頃
私たちの「観光列車」での終着点
穂高駅に到着です!
私たちは、ここで下車しますが
なんとこの列車、ここ穂高駅で約30分の休憩。
希望者には、近くの穂高神社まで観光案内もあるとか・・・
なんとも、至れり尽くせりのおもてなしです♪
穂高での目的地は「わさび農場」!
ただ、安曇野周遊バスの発車は約50分後!
そこで、ランチタイムとなりました。
それにしても、東京よりもはるかに近くて大きなお日様!
涼しいはずの安曇野を容赦なく焦がします!
私たちは、旅番組の演出のように駅前にある古民家へ吸い込まれ・・・
ここが、実に快適空間♪信州そばの昼食となりました。
その後、12時50分発の「安曇野周遊バス(東ルート)」で「わさび農場」へ・・・
その親切な運転手さんは、私たちを清涼な世界へといざないます!
そして、たどり着いた「わさび農場」♪
ずいぶん前に来て以来、何年ぶりの訪問だろう・・・
そして、「涼」を求めて園内へ・・・
もちろん、旅の道連れさんは、心躍らせながらの撮影タイム♪
その一方・・・
その清らかな水の流れ、
そして、その涼やかなせせらぎの優しい旋律♪
その川面をゆったりと眺めながら
しばし時間を忘れて、その清らかな天然の扇風機に身を任せる私がおりました♪
そこは、まるで別世界!
「水」の存在って・・・
人にとって、五感にとって・・・
とても大切で、癒しを与えてくれるんだなぁ♪
その特別席から離れられず、透き通った空気を味わっておりました!
(2018年7月30日FB投稿)
「青春18きっぷde日帰り旅@
〜一枚のきっぷでどこまで行けるのか?(あとがき)〜」
安曇野の恵みでしばしの清涼を味わった私たちは、
13時08分発の夏色列車で松本駅へと戻ります!
それは、約30分のローカル線の旅♪
その車内は、ゆったりとした夏休みの空気に包まれ
なんだか、ほっとしてしまいます!
そんな車窓に犀川の清らかな流れ・・・
そして、視線を移すと
どこまでも大きく広がった青空のスクリーンに
思い思いのサークルを描くトンビたち!
昭和時代の各駅停車なら・・・
ボックス席の窓を半分開けて、
さわやかな向かい風を感じながら
その清流のおしゃべりと心地の良い鳴き声の
二重奏を聴いていただろうなぁ♪
そして、松本駅へ・・・
ここで、約50分間の休憩!
旅のファイナルイベント!「おみやげタイム」となりました。
もちろん、家族思いの旅の道ずれさん♪
名物のおみやげは忘れません・・・
その後、
松本駅発14時26分の塩山行きで小淵沢駅へ、
さらに、小淵沢駅発16時17分の「ビューやまなし」号で東京に戻ります!
「青春18きっぷ」の旅人なら、みなさまご存知のように
この「ビューやまなし」号は、全車2階建て構造で眺めも良く
さらには、指定席車両だって付いているんです♪
今回の約18時間にわたる「日帰り旅」も
指定席でゆったり、一日を振り返りながら帰れるんです♪
ここで、今回の旅のまとめ・・・
@青春18きっぷ(¥11,850)→一人あたり¥2,370
A快速「ムーンライト信州」(指定席)→¥520
B快速「リゾートビューふるさと」(指定席)→¥520
C快速「ビューやまなし」(指定席)→¥520
※Cは自由席なら¥520は不要!
その他、若干の交通費はかかったものの
なんと、この行程で¥3,930(一人あたり)♪
ずいぶんおトクに行けるでしょ?
そんなご案内をしていたら・・・
私たちの日帰り旅の終着駅
立川駅に定刻18時25分に到着です!
みなさまも、ぜひ、「青春18きっぷ」で
自分にしかできない「青春旅」に出かけてみてはいかがでしょうか?
また、いつか「青春旅」の車窓でお会いいたしましょう♪
(2018年8月4日FB投稿)




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