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☆鉄道04☆

青春18きっぷの旅






「青春18きっぷ de 日帰り旅A
〜一枚のきっぷでどこまで行けるのか?(馬籠・妻籠編)〜」
ある夏の日の夜・・・暑い空気の漂う東京駅のホーム!
私たちは、とある夜行列車の入線を待っておりました。
もちろん、旅の道連れさんも一緒です♪
そして、入って参りました「ムーンライトながら」号♪
令和の世の中。「夜行列車」は、ほんとうに空前の灯で・・・
昨年乗車した「ムーンライト信州」は、すでに時刻表には存在していない・・・
まさに最後に残った「夜行列車」が、この「ムーンライトながら」なのです!
腕時計の針は23時08分すぎを刻み・・・
旅の始まりへのカウントダウン♪
そんな昭和時代の雰囲気の車内でゆったりとした空気を感じていたら・・・
23時10分、
「ムーンライトながら」号は、静かに東京駅のホームを離れたのでした。
ゆっくりと車窓の後方に流れていく「通勤電車」・・・
その車内は、やはりすし詰め状態!
それに比べて「ながら」には、全く違う空間と時間の流れが存在しておりました♪
これはかつて、「寝台列車」で味わった・・・何とも言えない優越感!
そんなことを思い出していたら・・・
なかなか眠りにつけない瞳のスクリーンに・・・
初めて乗った「大垣夜行」の記憶・・・
(かつて、この「ながら」は「大垣夜行」と呼ばれる普通列車だった)
1〜2時間前から並んで大変だったなぁ・・・とか。
中京地区のラジオ番組の公開録音にこの列車で行ったなぁ・・・とか。
とにかく、この列車に乗って、目的もなく西を目指したなぁ・・・なんて!
ほんとうの「青春」時代の記憶が、この列車に詰まっているんですよね♪
現代の若者たちの「青春」のステージは・・・「高速バス」なのかなぁ!
と、色々思いを巡らせ考えたことが・・・
現代の列車は、確かに乗り心地が良くなった!
それは、レールのつなぎ目がほとんどなくなっているから・・・
でも、あの同じリズムを刻む「つなぎ目」♪
心臓の鼓動に合っているのかも?それが眠りを誘う!
なんて、眠れない理由を勝手に結論づけて・・・
早朝5時08分。「ムーンライトながら」号は、名古屋駅に滑り込む!
そして、降り立ったホーム!名古屋も暑い・・・
避暑のために駅構内へ・・・
でも、開いているお店はなし・・・
そんな構内に、なぜか子供たちのはしゃぎ声が・・・
「ながら」で運ばれてきた「青春親子たち」がいっぱいなのでした!
これは、何とも微笑ましい♪
そして、私たちは6時12分発の「中津川行き」に・・・
列車は、少しずつ郊外へと向かいます!
停車するたびに聞こえてくるのは「シュワシュワ」のやかましい鳴き声・・・
関東生まれの私には、どうにも馴染まない・・・
やはり、夏休みの音は「ミンミン」でなくっちゃ♪
そんな脱線はさておき・・・
中津川駅からバスで約30分!登って参りました♪
今回の目的地。。。「馬籠宿」♪
早速、旧中山道を歩きます!
ここは、日本国内でも屈指の「町並み保存地区」♪
数十年ぶりの訪問となりました。
そこには、「旧中山道」の面影をそのままに残す町並みが連なり・・・
街道のわきには、激しいほどの清らかな水の流れ!
早朝のこの時間!まだまだ、観光客もまばらで・・・
その緩やかな登り坂の旧道を一歩ずつ進みます♪
あたりに聞こえてくるのは、のびやかな野鳥のさえずり・・・
そして、せみ時雨が・・・
それも「シュワシュワ」ではなく、「ミンミン」♪
数百メートルの標高の差が「セミ」の生息域を分けているのです!
そんな日本のどこでもあった風景が、旧街道沿いの宿場の雰囲気に溶け込んで・・・
江戸の時代の旅人気分にタイムスリップ♪
気が付けば、旅の道連れさん!
そんな数百年変わらない風景を切り取るのに余念がありません!
しばしの馬籠宿滞在を終え、バスにて次の目的地「妻籠宿」へ向かいます!
緩やかな登り坂で馬籠峠へ!
そこからはかなりの勾配を下ります・・・
そして、たどり着いた「妻籠宿」♪
県道沿いには、江戸の時代から時空を切り取ったような町並みが広がり・・・
私たちは、またまた、歴史上の空間へと迷い込んだのでした♪
そんな空間に一歩ずつ歩みを進めると・・・
そこには、日常生活を営みながら「歴史的景観」を守る人々の息遣いが!
そして、その空間を五感で感じるために訪れる観光客の人々・・・
人工的に造られたテーマパークにはない
そのままに保存された「歴史的空間」が人々を引き付けているのです♪
ふと思い起こすと・・・
ヨーロッパの各都市にある「旧市街地」!
欧州では、当たり前のように「歴史的空間」そのものが残されて
観光客を引き付けるだけでなく、
その「歴史的空間」そのものが人々の誇りとなっているんですよね♪
そんな歴史散歩の中、立ち寄ったカフェ!
機の香りたっぷりの店内に流れる陽気な音楽!
これが、全く「宿場」とは異空間♪
それでいて、建物の外には一切「音」は漏らさない!
そこに聴こえるのは・・・山裾に流れる風の音と時折聞こえるせみ時雨・・・
これが「歴史的空間」の演出なんだなぁ・・・・なんて!
住民主導の「まちづくり」の原点を感じた妻籠訪問となりました。
今回訪れた午前中の「馬籠」と「妻籠」!
まだまだ、開いているお店は限定されますが、
その分お客様も少なく、ツアー客などは皆無な状態・・・
ゆっくりと「歴史的空間」を味わうにはお勧めのじかんです♪
(2019年8月17日FB掲載)



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